血液型別お客様攻略法:O型編
血液型4類型の中で、O型ほどいざという時に頼りになる人はいない。頼ったからと言って、後から“君には貸しがあるヨネ・・”なんてウザいことは言わない。
“苦しい時は、いつでもドンと来い!”と実にあっさりとしている。義理人情に熱く、細かいことに捕らわれず、大胆にズバッと行動・・それがO型人間。
歴史上のヒーローや英雄にO型が多い・・。と、何だかやたらO型を褒めてしまうが、O型はこのくらい過剰に誉めないと、誉められたと感じないほど鈍感でもある。O型を誉めるなら、「誉め殺す!」くらいに徹底的に誉めないと効果は無い。
しかし、我が国の社会環境は、こうしたダイナミックなO型にとって、決して居心地の良いものではない。A型が40%を占める我が国日本は、やれ“書類で決済しろ”“印鑑を押せ”と、細かく息の詰まるような管理社会。
自由闊達で前向きでプラス指向のO型人間は、こうした“管理&管理”の環境に馴染まない。故に我が国では、O型は本来持っている力を発揮出来ない。むしろ、海賊が横行するソマリヤ国のような、混乱し統制の取れない混沌とした社会こそ、O型にとっては住み心地の良い社会なのである。そういえば、戦国時代や幕末、戦後の混乱期に活躍した人々の多くがO型人間である。
今回は、そんなO型客攻略編である。
♦♦♦ O型客は、こう攻略せよ!♦♦♦
O型客は明るい。そして親分肌。話題のN大学、体育会のオッサンと言う雰囲気で、店に現れる。
A型スタッフ:「いらっしゃいませ~!」
O型お客様:「オッス!」
A型スタッフ:「・・・・?」
テーブルに着くなり、ビシビシ注文を出してくる。
O型お客様:「まずは瓶ビール5本。それから、店頭のポスターにあった坦々麺5人前とチャーシュー丼5個、それにシソ餃子5皿に海老シューマイ5皿。チャーハンも食べるかな・・・?こんなもんでいいワ?」
A型スタッフ:「ありがとうございます。でもお客様、お一人で召し上がるのですか?」
O型お客様:「何言ってンだよ!連れがいるに決まってンだろう。おーい、皆来いよ!」
店頭にたむろしていた若者数人が、ドカドカと座る。
皆、店のスタッフに“オッス!”と挨拶。
O型お客様:「お前ら、今注文したけど、何かもっと食べたかったら、何でも注文しても良いぞ」
若者たち:「ゴッツァンス!!」
注文を、調理場に通してから、再び客席へ。
ここらで、頼りがいのあるO型客へちょっとオネダリしてみる。
A型スタッフ:「お客様、今当店では『焼きビーフン』のキャンペーンを行っております。ピリ辛エスニック味ですが、一皿くらい皆様で如何ですか~💛」
O型お客様:「オオ・・・、それ予算とかノルマなんか・・・あンのか・・・?」
A型スタッフ:「ええ、一応ありますが、予算を達成したことがないのですヨ・・・(トホホ)」
O型お客様:「ナニ、それはやく言ってよ~!よし、俺も含めこの5人に、そのビーフンとかやらもじゃんじゃん持ってきてよ」
A型スタッフ:「えェ~💖、良いのですか?💕」
O型お客様:「構わねぇヨ!なぁ、皆もそれでいいよな!」
若者たち:「ゴッツァンス!!」
A型スタッフ:「あ・あ・ありがとうございまス~💛 💛 💛 」
(*A型スタッフは、初めての予算達成の感激で、ウルウル涙目・・)

1950年、北海道生まれ。神奈川大学経済学部卒、大手外食産業勤務を経て、1999年、(有)日本フードサービスブレインを設立。飲食店経営指導専門、飲食店の売上向上対策、農家レストラン開業指導、具体的で効果的な指導を実施。服部栄養専門学校、桜美林大学にて教鞭も振う。この分野では、経験豊富なコンサルタント。